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「ケナフって…なあに?」って何?

 看 板 ②

 久しぶりに園内の散策をと、車を駐車場に入れて看板に裏から近づいてみると、堤防や空き地にはびこり異常繁殖する外来種のチョウセンアサガオが、ここでも紅紫の花と濃い緑の葉、どこまでも伸びる太いつるが絡み合うように一面を覆いつくし、看板にも巻き付かんばかりでした。

 

 「外来種」—この言葉こそが実は、二十数年前、ケナフで地球温暖化防止をというあの市民の熱気と、その後の潮が引くような衰退のキーワードであったことを今、痛惜の念とともに思い起こしています。四半世紀前の磐田にあったSDGsのことです。

 


 看 板 ➀

 旧国道1号(県道磐田袋井線)を磐田市見付のかぶと塚公園前にさしかかると、車窓から遠目に見える公園入口の西側に「ケナフって…なあに?」と書かれた一枚の看板が立っています。

 看板には、フヨウに似た大きな薄黄色の花の写真と、このケナフという植物が光合成により二酸化炭素を大量に吸い、地球温暖化防止に役立つと書かれています。