八木よしひろ氏との交友は三十有余年になる。私は昭和8年生まれだから、昭和28年生まれの彼とは20年もの年齢差を数えるが、全くその差を感じさせない卓越した経験と知識を持ち合わせた人物である。それらの経験と知識は、三十数年もの新聞記者としての職業から培われた、人生の実績であると思う。
今、磐田市で地域活動に専念している八木よしひろ氏は、時代を紐解くと、遠江の総社・淡海国玉神社にある国史蹟「磐田文庫」の創設者で、幕末期に遠州報告隊を結成して新日本建設に尽くした大久保忠尚が学んだ国学者・八木美穂との微かな縁もあると推察される。新聞社のデスクとして、世界の、そして地域の歴史、高齢者の現況などを三十数年に亘って見続け、取材してきた彼こそが、沈滞しきった現在の磐田市の行政に大きな「風穴」を開けてくれる人物だと思う。
真実「磐田の土になれる男」八木よしひろ氏を心から応援する。